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べるべっとるーむ

就活・転職や職業に関することをつらつらと

奨学金について知っておくべきこと

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みなさん、奨学金を利用されていますか?

私が務める会社ではインターンを積極的に採用しており、毎年たくさんのインターン生がやってきます。そんなインターン生の中には、大学の学費を稼ぐためにバイトを掛け持ちするなど、経済的に苦労している子が少なからずおります。彼らの多くは奨学金を借りており、将来、返済が大変だと不安を口にしていました。私自身、現在は完済していますが、有利子の奨学金を借りていました。昨今は奨学金を借りる学生が増えているとのニュースもあり、気になったので私自身の経験も踏まえて、奨学金について調べてみました。

 

奨学金とは

奨学金(しょうがくきん)とは、能力のある学生に対して、金銭の給付を行う制度である。奨学金の厳格な定義としては、学業成績等が優秀な生徒・学生に対して、修学を促すことを目的とするため、返済義務が全く無い給付奨学金(英語:scholarships)の事をいう。もっとも、このような厳格な定義の下で奨学金事業を運用すると、選抜される給付対象者が著しく少なくなるため、通常は、学生支援の制度趣旨に鑑み、奨学金の定義を無利子ないし低金利を伴う貸与も含めることで、幅広い層が奨学金事業対象とする。(Wikipedia)

 

奨学金の種類

奨学金にはいくつかの種類があります。
返済する義務があるもの(貸与型)と返済の義務が無いもの(給付型)です。
貸与型にも有利子無利子があり、奨学金事業の運営も民間と公的団体に別れます。

現在、日本の大学生のほとんどは、独立行政法人日本学生支援機構が運営する貸与型奨学金を利用しているのではないでしょうか。この奨学金には、第一種奨学金と第二種奨学金があります。第一種は無利子第二種は有利子(約3%)で、私が利用していたのは有利子の第二種でした。

最近では、奨学金の返済に困るケース、特に有利子である第二種の返済滞納が増加し問題になっているため、給付型の奨学金制度も増え始めてきました。国としても給付型を充実させていく方向で動いているようです。もっとも先進国で給付型の奨学金制度がここまで貧弱なのは日本だけなのですが…。
給付型の奨学金制度については、また別の記事で詳しく書く予定です。

news.allabout.co.jp

 

第一種と第二種

返済の負担を考えるなら、誰しも無利子である第一種を利用したいと考えるでしょう。しかし希望する全員が第一種を利用できるわけではありません。第一種を利用するためには、成績、家庭の収入などの基準を考慮して多くの希望者から選抜されます。

第一種 - JASSO

上記が第一種の採用基準です。しかし気づいている方もいるかもしれませんが、この基準を満たせば必ず採用されるかといえば、そうではありません。この基準はあくまで「この基準以下では不採用ですよ」というものであり、基準を満たした希望者の中でさらに順位付けがされ、予算内に収まる範囲で採用されます。一般的に、採用されるのは「希望者の4人ないしは5人に1人」と言われています。

-- 2017/04/30 追記 --

2017年度より基準を満たす希望者全員が採用されるようです。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/02/15/1381780_2.pdf

②無利子奨学金の希望者全員に対する貸与の実現

 

第二種 - JASSO

厳しい基準の第一種に対して、有利子である第二種はある程度緩和された基準となっています。第二種は有利子ではあるものの、学校や学部に関係なく借りたい月額を選択できます(3万円、5万円、8万円、12万円)。また医学部や歯学部など、学費のかかる学部に関しては、さらに増額できるようです。奨学金利用者の70%くらいが、この第二種だと言われています。

第二種は利息付きの借金

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採用されやすい奨学金とはいえ、第二種は利息付きの借金です。しかもその利息は約3%弱。最近の住宅ローン(35年固定金利)で1%未満、自動車のディーラーローンで4%くらいなので、安くない金利であることがわかります。奨学金を借りて大学を卒業したはいいものの、就職できなかったり、就職しても賃金が思ったように上昇せず、返済に窮するといった人もでてきています。奨学金の返済を滞納すると、通常のローンを滞納した場合と同様に信用情報機構に、その情報が登録されます。いわゆるブラックリストというやつです。この情報は金融機関の間で共有されており、5年から10年は記録が残ります。将来家を買うときにローンの審査が通らなかったり、クレジットカードの審査に落ちるといったデメリットがあります。

返済について

私が利用していたのもこの第二種で、大学を卒業してすぐに返済が始まりました。
月額5万円×4年(48ヶ月)で計2400,000円、3%の利息で合計約3,000,000円です。大学を卒業した時点で、ちょっとしたグレードの新車が買える借金を背負ってるわけです。これを毎月17,000円弱を180回、15年年かけて返していくことになります。

今でこそ、月額17,000円弱の返済額なら問題なく払えると思いますが、新卒の頃は薄給です。1万円でも厳しいと感じることがありました。事実、滞納しそうになったことが何回かありました。奨学金を借りて、バイトをし、ある程度親からの仕送りもあった学生時代には、毎月の返済がこんなに大変だとは想像できませんでした。

返済のコツ

そんなわけで、毎月の返済期限がくるたびにストレスを感じ、こんなことを15年も繰り返すなんて耐えられない!と思った私は、とっとと返済を終わらせることにしました。
その方法は、繰り上げ返済です。毎月の返済にすら苦労しているのに、繰り上げ返済なんでできるの?と思う人もいるでしょう。最初、私もそう思いました。でも大丈夫です。できます!私の場合ですが、月並みですが家計の収支を見直しました。新卒でひとり暮らしをしていると、家計の収支などあまり気にしませんでした。ちゃんと見直すと節約できるところはたくさんあります。節約方法なんてブログでいっぱい紹介されてますからねw。そして節約で浮いたお金は別口座か貯金箱にためます。

繰り上げ返済のやり方

さてお金がたまったのなら、繰り上げ返済してとっとと返してしまいましょう。
繰り上げ返済のやり方ですが、とても簡単です。

繰上返還 - JASSO

詳しいやり方は上記リンクに記載されてますが、私は電話しましたw。
毎月、繰り上げ返済したい額を電話で伝えると振込用紙が送られてきます。それをもって郵便局から払込みました。
残業代がでれば繰り上げ、ボーナスが出れば繰り上げなど、ことあるごとに払い込んでいき、最後の支払いは車を買うためにためていた50万を一括で払い完済しました。
結局6年ほど返済期間を短縮できました。人生なんて何が起こるかわかりません。返済期間が長ければ長いほど、何かあったときに払えなくなるリスクは高まります。可能な限り繰り上げ返済しちゃいましょう。返し終わるとストレスがなくなりますw。

奨学金を借りる前に

奨学金を借りる前に、毎月いくら位の返済になるのか確認しておきましょう。
今は運営元の日本学生支援機構がシミュレータまで用意してくれてます。

奨学金貸与・返還シミュレーション-JASSO

まとめ

奨学金とはいえ、貸与であるからには借金です。
借りる前に、シミュレータでちゃんと返していけるのか確認して借りる額を決めましょう。返済が始まったら、繰り上げ返済で一刻もはやく返してしまいましょう。完済すれば数百万の借金を返済したというクレジットヒストリーもゲットできて信用があがり、将来ローンが組みやすくなるかもしれませんw。

さて、次回は今後増えるといわれている給付型の奨学金について調べてみたいと思います。